やまめのブログ

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This article was written on 26 8月 2009, and is filled under やまめの学校・教科書.

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理想のポジション

朝晩の冷え込みが、肌で感じられるようになりましたねぇ~・・・・・・・・・って、この辺りだけかもしれませんが。

今日はワタクシが理想としているポジションとは?というお話です。

ワタクシが教えている乗り方が、脚が真下に出る角度に骨盤を倒すということはご存知のとおりです。

それは椅子に座っての実験で理解することができると思います。←以前にも書いていますし、ファンライドさんにも出ています。

脚が真下に出るようになると、1時から3時まで力を入れるとかではなくて、12時から6時まで足が自然に落ちてゆきます。

重力は常に地球の中心に向かっているわけですから、その力を借りて落としてゆくんです。

なので、6時まで落ちていったら、反対側の脚が12時から6時まで落ちる動きを始めているわけです。

なので、クランクはスムーズにスルスルと綺麗に回ります。

余計な力が加わっていませんし、空白の時間がないからです。

引き足は重力と反対の方向に作用するので、この乗り方では使いません。

・・・・・・・・・・・・・・・

ペダリングの際に動く足の軌跡は、歩いたり走ったりしている時とよく似ていると思いませんか?

クランクの動きにあわせて動いているのととてもよく似ています・・・というよりも同じです。

なので、1時から3時まで前に蹴り出したり、足の裏に付いたガムをはがすようにしたりはしません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

歩くという動きは、少しつま先に体重をかけなければ足踏みになるので、前には進みません。

走るというときは、それよりもさらに前のほうに体重をかけます。

これは、自転車の上でも同じです。

脚が真下に出る骨盤の角度になっている時に、前にある何かを掴むようなイメージで片手を離して手を前に伸ばしてみてください。

そうすると・・・・・・・・・・何かに引っ張られるように足が勝手に回り始めるはずです。

これが歩いたり走ったりする為に、腰を入れた状態です。

骨盤は伸ばした手に引っ張られて、少し前傾しているはずです。

ココで言う走るというのは、スピードを上げる時の事を指します。

身体は走っているつもりでも、足は歩いていては・・・・足がもつれて転んじゃいますよね~。

その感覚は一致しなくてはいけません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

進まないな~と思ったら、前に手を伸ばしてみると、よ~くわかりますよ~。←後ろ荷重やお腹が凹んでいる場合です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・ワタクシが目指している理想のポジションとは・・・・・・・・・・・

骨盤の角度が、地球の中心に向かって脚の出る角度になった時、頭とお尻の重さで前輪と後輪の荷重が一緒になること。

背中は真っ直ぐなので、膝は外に開き気味になるのは前にも書きました。

お腹に力を入れないのは、呼吸が止まってしまうからです。

前輪への加重は上半身と頭が、後輪はお尻がそれぞれ担当します。

お腹を凹ませずに体を倒して骨盤を前傾させるわけですから、ハンドルはものすごく近くに感じるはずです。

肘が曲がるので、当然操作する上で余裕も生まれますし、ハンドルの高さや遠さは、ハンドルによしかかった時の前輪への加重のし易さで決まります。

ステムの長さを変えたなら、肘が曲がったり伸びたりしなくては、変えた意味がまったくありません。

どちらかだけに荷重が偏らないようにしなければ、危なくて乗っていられませんから・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

やまめの学校では、お腹を凹ませる乗り方の事も説明していますよね?

ハンドルを低く遠くしたならば、お腹を凹ませてハンドルを引っ張る事で、前に行ってしまった荷重を真ん中に持ってきているんですよね~。

それを理解せずに、ただお腹を凹ませている方がとても多いです。←大概は後ろ荷重になっています。

その姿勢が取れなくなったときが・・・・・・タレるという状態です。←急に進まなくなるのは前に荷重が行ってしまうからです。

お腹を凹ませていると、サドルを前につけなくては脚が下に出にくいので、なおさら前に重心が行ってしまうでしょう。

ワタクシは、ハンドルにぶら下がってお腹を凹ませて乗る自転車のポジションは出せません。

なぜならば、お腹の凹ませ加減で重心を前後に移動させているわけですから、ハンドル位置なんてどこでも良いからです。

その姿勢が苦しいからと言ってステムを短くしても、腕を伸ばして固めてしまっているので、そのまま後ろに身体が倒れて行くだけで、苦しさはまったく変わらないでしょう。←重心は後ろに行きますが・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

理想のポジションは先ほど書きました。

さらに言うと、ちゃんと前が見れて、ちゃんと呼吸ができて、いつ乗っても一緒。

ブレーキも前後一緒の力で良いのは、常にニュートラルな位置で乗っているから。

下りはちょっと後ろに座って脚が真下に出るならば、そこが下りの重心位置。

登りはその反対です。

実際にはもっと奥が深いのは、来た事がある方ならご存知だと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しっかり前が見れないと、自分の命も守れないし、他人に危害を加えてしまうかもしれない。

ちゃんと前を見て、ちゃんと呼吸してくださいね!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

猫背でやるスポーツって・・・・・・・・・・・・・他にはあまり見当たらないと思います。

姿勢の良い人を猫背に変える必要ってあるんでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ワタクシの考え方は、スキーととても似ているとよく言われます。

(masaru)

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2 Comments

  1. KOSUKE SORA
    2009 年 9 月 2 日

    ちえぞうさん、まさるさんへ 
    去年の九月、突然工房を訪ねて行って、自転車のメンテナンスをお願いしました。北海道からの旅の途中だったのですが、生まれ変わったような自転車であっという間に大阪まで行けました。
     ずっと旅の報告をしたかったのですが、なんとなく書き込むことなくもう一年。あれからずうっと読んでいます。去年の旅は、東京→北海道→大阪と途中フェリーと電車を多少使った、一か月・2千kmの自転車旅行となりました。その後、毎日の通学1年で3千km走りました。自転車を見てもらっている時のまさるさんのつぶやく「うん、大分走るようになってきた」とか「荷物が後輪についているのはむしろ走りやすい」といった言葉の意味が、乗っている最中に体で理解できて、忘れることができません。いつもこの『やまめの通信講座』(笑)を意識して走っています。速く、よりも、楽に走ることが毎日百km以上走るには必須だし、結果的にその方が『早く』先に進めます。自分なりに体と自転車の声を感じながら、まさるさんの言葉を体現させています。
     ようやくお礼の書き込みをするのは、これから去年の旅の終わり、大阪から沖縄目指して発つ予定だからです。本当はあと数時間で大阪にいる予定でしたが、バス乗り場で輪行を断られて、これから新幹線に乗るつもりです。旅が終わったら、いつか東京から叔母の住む松本まで一日で行って、ちゃんと『生徒』になってみたいです。

  2. MickoMea
    2010 年 11 月 30 日

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