やまめのブログ

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This article was written on 26 6月 2015, and is filled under やまめの学校・教科書.

同じ悩みを持つ者同士

みなさん、お久しぶりです。

今年の梅雨は、安曇野としては珍しく「梅雨らしい梅雨」で、朝晩はよく雨が降っております。

おかげで畑の雑草たちが元気よく育っていて、プチトマトやキュウリたちをしのぐ勢いです。

裏の畑の草刈りしなきゃ・・・。

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自転車の教科書「身体の使い方編」が発売されてから、多くの新しい生徒さん達が穂高に来てくださっております。

最近特に多いのが女性の生徒さんです。

ほとんどの生徒さんに共通しているお悩みは「下りが怖い」「カーブが怖い」です。

このお悩みを解消するために連れていくのが、ワタクシのおうちのすぐ近所にある芝生の広場です。

いつも生徒さんが宿泊してくださっているお宿の裏庭をお借りしているのですが、ここでの練習でほとんどの方が「出来ている時の状態」を「体感して」お悩み解消に至ります。

手をハンドルに添えてしまえば地面にタイヤが突き刺さって走りが重くなってしまうことや、コーナリングで車体を正しく倒せば速度が勝手に上がることを体感し、「目には見えない荷重移動」をどんな時のどうやって使うのかを覚えます。

最近、サドルがやたらと高い方が多いですが、その状態では「怖くて何もできない」ことや、それがお尻の痛みや腰の痛みの原因となっていることもハッキリ感じ取れるようで、

「スポーツバイクは両足が地面に着かなくて当たり前」と言われて、そのような状態で乗り続けた結果「できなかっただけ」なのです。

なので皆さん同じ悩みにぶち当たるようです・・・・・・・。

踏み込まなくなって、「クランクの軌跡通り」に足が動くようになれば、サドルは低いほうがぺダリングしやすいことにも気がつけるでしょうし、それが「目には見えない荷重移動」を自然にできるようになることにつながります。

同じ悩みを持つ生徒さん同士、自分以外の人が上達していく様子や過程を見ることがとても勉強になるようで、生徒さん同士がプライベートでも仲良しになって一緒に練習したりしていることを聞くと、とてもうれしく思います。

頭で理解していても身体が動かないのでは「練習の意味がない」ことを理解してくだされば、日常生活の中でも工夫すれば「リハビリ」をすることもできますし、それが練習するための「土台」を作ることだということも理解してくださっているかと思います。

自転車の素材や部品・ポジションなどではなく、操作する「人間を作ること」が最初に必要なのだということ。筋力が無いと思っていたけれど、実は力の出し方を知らなかっただけで、本当は力もちだった。

そんなことが体感できると、自転車だけではなくて身体そのものに興味がわいてくるのではないでしょうか。

最近のやまめの学校は「健康教室」のようだとの声をいただきましたが、その言葉の通りです。

「理想的な身体の使い方をすると自転車も理想的な動きをする。」

それを教えると生徒さんが別人のように変わるのが、最近面白くて仕方ありませんです。

 

 

 

 

 

 

 

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